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メイプルストーリーで遊ぶpipeの日常を綴る日記です。 山もなく、落ちもなく。
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オーデュボンの祈り
久々に読書っぽい読書をしました。


伊坂幸太郎
オーデュボンの祈り



伊坂幸太郎デビュー作です。
結構前(確か2年前くらい?)に買ったはいいものの、
なんとなく読み進められなくて、ずっと1/3くらいのところで栞が止まっていました。
もう一度最初から読み直しです。

リアルなこの世界と繋がった先にある寓話の世界の物語です。
ファンタジーなのに、非常なくらいにリアリティがあるというか・・・
どっちなんだろう。さらにはミステリーだったりもします。

伊坂幸太郎の作品には、精神的にも生理的にも受け付けられない、
ものすごい悪意に満ちた人物だったり描写があったりして、
前に読んだ時にはそれがどうにも耐えられなかったんですよね・・・
こんなに不快に感じる文章があるんだなぁと思いました。
それでちょっと遠ざかってしまったのではないかと。

ただ今回読み進めてみたら、その悪意に対極する、人(に限らないけど)の美しさとか儚さとか、
悲しさとか優しさとか、そういうものがあって救われる気がします。
幸せなだけの話じゃないんですよ、いつも。
それでも何か、すっと涙が流れて、光が見えるような場面がいくつもあるのが不思議です。
独特な清清しさがあります。最後はやっぱり「ああ」って思うラストでした。


次はラッシュライフを読もうと思います。

そういえばゴールデンスランバーが映画化されていますが、これも読んでみたいんです。

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大奥おもしろかった。


よしながふみ
大奥

 

男女が逆転した江戸時代、江戸城大奥が舞台の漫画です。
あ、本来の史実通りの江戸時代が好きな方は、別物としてお読みになったほうがいいのかも・・・


単純に男女が入れ替わっただけの話ではなくて、それに伴う登場人物の葛藤や思惑が描かれていて、すごく人間ドラマです。史実も織り込まれているんですが、私はいい感じに楽しく読めました。

つまりは将軍が女という設定なんですが、家光とか綱吉の、それぞれの悲しさや切なさや寂しさがぐっときます。私は女だから、そういう目線になってしまいます。女性が読むのと男性が読むのでは、また感じ方が違うかも。印象に残るシーンも変わるんだろうなぁと思います。ああでも有功も印象的だったなぁ・・・
 
今後、吉宗の時代がどう描かれていくのかがすごく気になります。
吉宗がこれまたかっこよい女性で・・・


2009年読んだ本ランキングというのが出ていました。

小説では、伊坂幸太郎がたくさんランクインしています。
私は熱心な読書家ではないので読んでない本のほうが多いんですが、
伊坂幸太郎の本はたまに読みます。

終末のフール 伊坂幸太郎 終末のフール

短編集「死神の精度」も好きなんですが、それと同じような読後感の短編集です。

8年後に地球が滅亡すると予告されてから5年が過ぎた頃の日本のある団地で、
そこに住む人たちがどう自分の人生に向き合って、どう生きていくのかという物語です。
短編と短編の間が微妙にリンクしていて、心地よく話が繋がっていきます。
決して明るい話の本じゃないんですが、好きな一冊です。

オーデュボンの祈りをけっこう前に買っているんですが、なぜかあれが最後まで読めません。
ラッシュライフも読みたいなぁ・・・


漫画では、聖☆おにいさん、きのう何食べた?、鋼の錬金術師、もやしもん、大奥は読んでますねぇ。漫画の方が読んでる量が多いかも・・・


百姓貴族 荒川弘鋼の錬金術師も面白いのですが、こっちも面白いです。


荒川 弘
百姓貴族



北海道の農業は、いろんな意味でスケールが違うんだなぁと。

 


獣の奏者おもしろかったです。


上橋 菜穂子
獣の奏者



NHK教育でアニメやってるんですね。(けっこう前から)
大人も楽しめるファンタジーでした。
そして大切なことを教えてくれる物語だと思います。

実家では昔牛(繁殖牛)を飼っていて、けっこう身近に動物がいたんです。一般的にイメージされる大きな牛舎じゃなくて、2頭入れるくらいの小さな馬屋で1頭だけ飼っていて、子供が産まれるとその間は2頭なんですが。だから牛舎でたくさん飼ってるのとは違って、1頭だけ相手にして世話をして、手渡し?で草を食べさせたり、ブラシをかけたりしていました。子牛が産まれるところにも何度か立ち会って、今思うとあれは貴重な経験だったなぁと思います。子牛がちょっとずつ賢くなって大きく育っていくのを見てるのも好きでした。

そんな環境もあったと思うんですが、小さい頃は獣医になりたくて。高校の頃から少しずつ興味が植物に向いていったことと学力が足りなかった(これが一番か・苦笑)こともあって獣医さんにはなれなかったわけですが。

そんな私にはおもしろいお話でした。
物語の中で、エリン(主人公)が動物に対峙する時の真摯な姿勢が印象的です。
ちょっと上手く行きすぎ?な感じもするけれど、読んで良かったです。
エリンが成長していく様子だけじゃなくてまた一つ深いテーマがあるので、
この辺は読んでいただきたいなと思います。(上手く書けないので)


ちなみに、上橋菜穂子さんの「守り人シリーズ」もおもしろいです。


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