無題

じいちゃんが亡くなって、急遽実家へ行ってきました。
母方のじいちゃんで一緒には住んでいなかったけど、小さい頃はしょっちゅう母の実家に出入りしてたし、大事なじいちゃんでした。

今年の1月頃に肺の感染症のようなものを患って、それから家で養生していたんだけど、だんだん体も弱くなり、そのまま家で家族に看取られて。

16日の晩に、昼間様子を見に行った母親から、「明日明後日ということは無いやろうけど、そんなに遠くはないと思う」という話を聞いたんですが、その次の日のことでした。だからびっくりした。
（あとから聞いた話、ばあちゃんは「あと二、三日やぞぉ」なんて言っていたらしいけど）

ちょうど金曜日だったし、連絡を受けたその日のうちに帰ってじいちゃんの顔を見に行って、そのまま通夜や葬儀でした。
諸事情で、会いに行きたいけど行けない状況が何年も続いていたので、本当に久しぶりでした。
足や腕は細ってしまったそうだけど、顔はあんまり変わってなかったなぁ。

母方の親戚衆とも長い間ぶりだったので、「はやそんなに大きくなったの！？」なんて会話をしたりされたり･･･


従姉弟たちと話していて、誰と話しても同じことを言ってました。
「酒ようけ飲んで、タバコ吸って、ガハハハって笑っとるイメージが強いなぁ（笑）」
て、全員が言ってました。孫にはそういうじいちゃんやったなぁ。


享年91歳、本人の希望どおり自分の家で亡くなりました。
寂しいなと思うけど、悲しいというのとはちょっと違う感じがしています。
「ああ、逝かはったんやな」という感じ。
これが「順番」ということなのかな、とも思いました。


誰でもいつか死ぬんだけど、自分はいつどうやって死んでいくんだろうなぁと、思ったり。
全うして、穏やかな気持ちで逝けたらいいなぁと、思ったり。


ちょっとニコッと微笑んだ遺影を見るたびに、寂し涙がたくさんでました。
いろんなこと思い出すけど、やっぱり「ガハハハ」を一番思い出すなぁ。


従姉弟に、だいぶザルで、どれだけビール瓶を向けても断ることがない姉ちゃんが一人います。
「のりちゃんはじいちゃんの孫やなぁ」
と、こっそり心の中で思いました（笑）

じいちゃんありがとう。